学生フォーミラのスポンサー

2023年3月13日

　当社、数年前から学生フォーミラ中百舌鳥レーシングチームのスポンサーをさせて頂いていたんですが、先日新たな学校の学生から連絡がありスポンサーをしてほしいとの依頼があり二つ返事でOKしました。

　ちなみに学生フォーミラって毎年開催される「全日本学生フォーミュラ大会」があり、車両の設計から製作・組み立てまで自分たちで行います。大会の理念がこれなんです。

学生自らがチームを組み約１年間でフォーミュラスタイルの小型レーシングカーを開発・製作することによって、学生がものづくりの本質やそのプロセスを学び、ものづくりの厳しさ・おもしろさ・喜びを実感する。
競技会では、走行性能だけでなく、車両のマーケティング、企画・設計・製作、コスト等のものづくりにおける総合力を競う。
学生に対しては自己能力向上の場、企業に対しては将来を担う有能な人材発掘の場を提供する。

若い子にモノづくりの面白さを知ってもらいたいと思っている私にとっては素晴らしい試みだと感じたのでスポンサーをすることにしたんです。

　そして今回新しく依頼を受けたのは大阪大学フォーミラレーシングクラブ（OFRAC）です。このチームは2010年度、2018年度大会では総合優勝を果たした強豪なんです！

阪大やん、ヤバいな😅

　スポンサーにも色々あって資金提供のみの場合や、メーカーならパーツを供給とかね、うちの場合は製作品を作り提供する形です。そして、だいたい予想はしていたんですが製作品はアルミの溶接品、フォーミラって軽量化が必要なんでアルミを使う場合が多いんですよね。でもうちの得意なのはステンレスでアルミはほとんどやらないんで苦手なんですよ。

　板厚1ミリのアルミ板、ガソリンのタンクを溶接で製作する事になりました。溶接のやりやすいSUSだったら余裕で製作できるものなんですがアルミはね、やりにくいんですよね😅

　そこでちょっと不安になったんです。阪大の学生さんならしっかりと強度計算もされているんでしょうけど、１ｔのペラペラのアルミ板を溶接で作ったタンクの強度ってどうなん？ちょっとしばいたらバラバラになりそうな・・・😅心配なんで1ｔの板を購入し角型で製作してみて投げつけたりハンマーでしばいたりしてみたんです。結果はびくともしない！アルミって意外と強度あるんですね！勉強になります😊

　ラムちゃんが溶接し完成！