桜散る
祖母の死
先週私の祖母が亡くなりました、享年94歳でした。去年から入院し具合も悪く危ない状況でした。今年に入りコロナの影響で全くお見舞いに行く事ができなかったんですが、もうだめだと判断したお医者さんが最後に面会させてくれました。酸素をあてがわれ呼吸をするのがやっとの状態、その後すぐに息を引き取りました。祖母は5年以上ぼけていたので最後に正気のおばあちゃんとしゃべりたかった・・・。
コロナウイルスの影響もあり葬式は家族だけで行いました。祖母は人見知りやったし、誰に気を使う事もなくゆっくりと、お別れができたのでちょうど良かったかもしれません。初七日を終え最後に御坊さんがこんな事をおっしゃられていました。
「思い出してあげてください、そしてありがとうと手を合わせてください。それが一番の供養になります」
思い出
両親は共働きで休みもなかったですし、朝早く夜も遅かったので、昔の記憶と言えばほとんどおばあちゃんと一緒の記憶しかありません。幼稚園の頃、私は病気で天王寺の市大病院まで通うために毎月おばあちゃんが連れて行ってくれたんですが、帰りにいつも近鉄百貨店の地下で明石焼きを食べさせてくれ袋詰めのお菓子を買ってくれたんです。病院凄い嫌やったんですがそれがあったから頑張れた。嬉しかったな~。
昔よく連れて行ってくれて一緒に食べた市場のうどんは今まで食べたどんなうどんより美味しかったし、料理に興味があった私に台所で包丁の使いかたやお米のとぎ方などをよく教えてくれた。その時のおばあちゃんの優しい顔は今でも忘れませんね。
そういえば小さい頃、お祖母ちゃんが死んだ夢を見たんです。私の部屋から空に向かって光の橋を渡っていくおばあちゃんが見えました。「おばあちゃんにどこに行くの?」と聞くと「ベランダから落ちてもうてん、バイバイ」と言うお祖母ちゃんに私は「行かんとって~」と言って泣きじゃくっているところで目が覚めたんです。そのことを祖母に言うと「私が死んで泣いてくれたんか!」と嬉しそうにしてましたね。43歳の親父やけど今回もめっちゃ泣いたよ!(*^^*)
「働かざる者食うべからず!」昔凄い苦労したらしくて祖母が口癖のように言ってました。なんか知らないですが、納骨の時思い出したんですよ(*^^*) まあこの点に関してはむっちゃ働いてるから心配せんといて(*^^)v
小さい頃、メチャクチャ頼りなかった私をとても心配してくれて、自分の事よりも私たち兄弟の事を第一に考え育ててくれました。おばあちゃん今まで本当にありがとう。
出来る事なら最後に今年の桜を見せてあげたかった・・・。
↓↓↓ホームページも是非ご覧ください!
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません