鮨 原正
忘年会は居酒屋もいいですが、それだったら若い子も自分たちで行けるしね。普段行かないようなところに行っています。ご馳走とは何たるかを体感してもらいたいので(#^.^#)
と言うことで今年の忘年会、ずいぶん前から嫁さんが予約していた上本町の鮨 原生さんです。ミシュラン二つ星をとられている予約困難なお店みたいなんです。楽しみだったんですが、私ヘルニアンになってしまったので行く事を迷っていたんですが、もういけないかもしれないので無理していく事にしたんです。駐車場から30mぐらいあったかな?その間で何度立ち止まって休憩したか・・・。
雰囲気のある引き戸をあけ「すいませーん!!予約しているんですがこの椅子いいですか?(´;ω;`)」と尋ねます。ヘルニアの痛みに耐えるには神イスが絶対に必要、申し訳ないと思いながらも持込させていただきました。久しくお寿司屋さんには行っていない私、ちょっと緊張しながら扉を開くとなんともいえない木の香り、この時点でスイッチが入ります。
内扉を開くとまず目に入ってくるのが檜一枚板のカウンター、見事と言うしかありません。席に座り飲み物を頼み、最初に運ばれたのが透き通るような蛸、見ただけでわかりました。これは挑戦状だと!口に入れ噛み締めると、声が聞こえます「あんさんにこの蛸の味わかりまんのか?」一品目でうちの店はこのレベルでっせ!ついてこれまんのか!と言われているみたい(; ̄Д ̄) 凝りをほぐし尽くされた蛸、素材の良さはもちろんの事、下処理の丁寧さがわかります。これはレベル違いの店、この後の料理は美味しいに決まっています。
すべてが究極に美味しかったんですが、すべて書いたら読めないと思うので、いくつか抜粋します。
透き通った白魚・弾力のある白魚をかみしめると、ほのかな甘みとともに少し白子のような香りが漂うんです。こんな白魚初めて、感動的でした。握り旨かったです。イカは口に入れた瞬間、フワッとほどけていくんです、若い子も目を見開き驚いていました。ほんとに一瞬の出来事なんです。こんなイカは初めてです。そしてコハダ・なんや!このジューシーで爆発的で複雑なうま味は!シャリと一体になるとさらにうま味が押し寄せてきます。素晴らしい握りでした。そしてウニ、口に入れるとウニの粒がきめの細かい泡のように感じ、シャリの粒との対象が凄く面白いんです、そして次の瞬間同時にホロホロと溶けるんです。まるでふわふわのかき氷が口の中で溶け出すようなイメージ。この感覚は凄かったですね!
シャリが素晴らしい、米がたっていて弾力があるシャリ、口に当たりそうなイメージなんですが、ネタと合わさるとネタの種類によって溶け出したり、引き立たせたりと食感も感覚も変化するんです。これは凄いです。すべての握りが料理の一皿のように考え計算されていると感じました。
ここに来させていただき、昔連れて行っていただいた京都のふきあげさんを思い出しました。神が作られた料理があるとすればこれだと思いましたね。ここの料理もまさしく神の料理だと思いました。
そういえばあの鯛でだしを取ったすましも美味しかったな~。究極に澄んだ味わい、口に含み転がすとカツオと鯛の香りがふわっふわっと奥底から現れるんですよ!芸術的です。もう一度飲みたいな~(#^.^#)
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