意味のない名前

2012年7月14日

先日、嫁が知り合いに子供の名前の意味を聞かれたんです。嫁は響きが良かったからと答えたそうなんですが、その人は馬鹿にしたようにスラスラと自分の子供の名前の意味を言ったそうなんです・・・。

うちの子の意味のない名前、確かにこじつけで考えられないこともないんですが、そういう意味でこの名前をつけたたわけではないのでそう答えているんです。そういう風な事を言われるのは、私は想定内だし、こんな名前辞典に書いているような事を自慢げにしゃべる人にに分かってもらおうなんて、これっぽっちも思わないんですが、隣で子供が聞いていたんです。

私に「なんで私の名前に意味が無いの？」と聞いてきました。

口で説明するのは難しいですね。と言うことでこの子には分かってもらいたいと思い、ブログに書きます。

「子供が産まれるのは当たり前、妊娠は病気ではない！」

ここまで極端には考えていませんでしたが私もポンッと簡単に産まれるもんだと思っていました、自分の子ができるまでは。

一人目の子の出産は大変なものでした。出産は嫁の実家近くの産婦人科でするつもりだったんですが、毎月の検診は家の近くの産婦人科でした。嫁は妊娠当初からお腹が張ると言って、寝込む日もありましたが検診でいつも大丈夫と言われていたのでおかしいなと思いつつも普通に過ごしていましたし、お腹張るのに運動したりとかしてました。（絶対だめですよ、安静に！）

ほんまにおかしいと思ったのは連休の前、大げさな嫁で休みになるとどこかに行きたがるんですが、今回は「しんどいから、寝とくわ！」と言って元気がないんです。

これはおかしいと思い出産予定の嫁の実家の病院に電話しました。症状を伝えると「産まれるかもしれないです！」というんです！！

イヤイヤイヤ！まだ親指ですよ！

これは大変だと即帰省、病院へ！

帰省途中の車の中で「まだ生まれてきたらあかんで！頑張りや！」と何度も何度も子供の名前を呼び続けたのを今も鮮明に覚えています。子供の名前はまだ決めていなかったんですが、響きがいいと以前から冗談交じりで呼んでいた名前です。

病院につき診察を受け先生の診断は「全前置胎盤です。」病院を紹介しますと言われました。その時はなんかよ～分からんかったんですが、後で調べてびっくりしました。

紹介されたのは関西でも屈指の子ども病院です。安心なんですがいつ出血するかもわからない危険な状態、出血すれば30分で処置をしないと母子ともに危険になるというんです。絶対安静状態24時間点滴生活が一か月半続きました。

嫁さんは本当に大変だったと思います。私と言えばどうすることもできず、大好きなお酒を産まれるまでは飲まないと願掛けしてただ日々祈ることしかできませんでした。情けない！

もう危ないと、予定日よりも一か月以上早く帝王切開で無事出産！！

感無量でした。

これほど感謝したことはありません。

名前に意味があるのはいいと思います、でも必要でもないんです。