鍋の修理2026!
なんかわからんねんけど、鍋修理依頼の電話がよくかかってくるんです。でも、ほとんどは断る感じになる。
まず、オールステンレスでないと修理できない。3重構造とかやったことないですね。そして、値段の問題。通常、鍋なんて数千円、高くても1万円とか2万円ぐらいでしょ。実際修理すると5000円以上、場合によっては数万円かかりますから、買った方が安いんですよ。
という事で、電話の最初に「安くできても5000円以上かかりますよ!」って言うんです。そしたらだいたい、断ってきますからね。
そして今回の修理案件。おじいちゃんから電話で、「いや~、難しいと思いますよ!」とか言いながら微妙に断ろうとしていたんですが「何とか使えるようにしてほしい!」と何度もお願いされたんで、よほど愛着のある鍋なんだろうと引き受ける事にしたんですよ。

送られてきた鍋は完全に取っ手が取れている。

鍋本体は感覚ですが0.8mmぐらいの板厚しかないと思う。


蓋に至っては0.3㎜ぐらいじゃないかな?0.5tは無いと思う。
しかも厄介なのは

瞬間接着剤で止めようとしたのか中にまで瞬間の液が入り込んでしまっているんです。溶接で一番ダメなのは異物ですからこれ最悪なんですよ。
まあ、引き受けたからにはやらなければ・・・。

「らむちゃ~~ん!鍋修理やって!😁」

「無理です!」
わかりやすい断り方するなぁ~~。

N君、鍋修理やってくれへんかな?俺、老眼やから見えにく・・・

まだ話してる途中や~~~!!
無言であっち向くのやめてくれる!
微妙に傷つくやん😅

あっ!ヒデタム!
鍋修理やって!😊

それ、スッゴイ嫌な顔やね!
眉間がラオウになってるよ!
久しぶりに人のあからさまな嫌な顔見たわ・・・

はぁ~~。

しょうがない、やりますか!

日頃溶接やらんからね、感覚が良くわからん。

これ、ピタッとはならんね。1mmぐらい隙間空きよる。最悪やな・・・。

まあ、なんとかできたけども。目が疲れる・・・。

蓋はこの瞬間接着剤を少しでも取らないとね。
ドライバー突っ込んで叩いてある程度除去します。

うわ~~、裏にドライバーの方言ってもうた😅

ここはハンマーでどついてごまかしておこう😁

取っ手を溶接していきます。取っ手だけを溶接しようと思ったんですけど下の、かしめてる板が熱でめくれてきた。
しょうがないんで下の板も溶接。フル溶接すると多分歪んで蓋が閉まらないようになるんで、タップで溶接しておきます。

見てください、この煙!
これ不純物が蒸発しているんです。むっちゃ臭い😅

不純物が焦げまくりましたが、何とか溶接完了!

ケミカル山本の電解研磨で焼け取りついでにスーパー不導体化処理します。

そして中性洗剤で洗浄

完成です。

薄いんで慎重に溶接したんですが流石に数か所、裏沸いてしまった。まあ問題ないけどね。薄いとね、こんな感じでボコッと盛り上がるんですよ。

きっちり蓋が閉まるか確認して完成です!
後日お喜びの電話がありました。
仕事して喜んでもらえるって、ものづくりの醍醐味やな~😁
という事で、進んではしたくないけど、思い入れがあってどうしても直したい!って言うのでしたら考えてみます😅
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鍋修理、出来たらいいね!😁











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