跡継ぎ問題を後回しにすると
うちの第二工場なんですが15年ぐらい前は他の会社が入っていたんです。注文家具の会社でデザインや設計までされていました。60代ぐらいのワンマン社長と若い息子さんと従業員の方は5人ぐらいいましたね。その社長気さくで良い方やったんですよ!よくお話させていただいたのを覚えています。そんなある日、心筋梗塞で突然亡くなられたんです。本当に驚きましたしとても悲しかったんです。
数日後、息子さんが「これから頑張ってやっていきます」とあいさつに来られたんです。私も父も頑張ってください!と言って応援していたんですが、2か月後また息子さんが来られ「会社を閉めることになりました」と廃業を選択されました。従業員に頼まれ頑張ってみる決心をしたものの営業も仕事も少し特殊だった事とワンマン社長で全く何も準備をしていなかったので続けるのは難しいと判断したようです。
社長ってすぐに出来るわけじゃないんですよ。小さい会社だと特にすべての事を一人でしないといけないですからね。なんかね何の前触れもなくやってくる死がどれだけ周りの人に影響を与えるのかを思い知らされました
跡継ぎがいないのなら仕方がない、でもいるのなら早くから準備を進めていくべきだと思う。自分が起こした会社、何時までもトップでと固執する気持ちはわからないでもないけど、従業員や取引先そしてその家族。一人で起業したその時とは環境が違い大きな責任が発生している事を忘れてはいけない。私も肝に銘じます。
そんな10年前に私に会社を継がせた会長、先日製作した板の表面処理をしてくれました。
移動させるのはさすがに重たいんで若い子に持ってもらってました。一枚50kgぐらいあるからね、と言うかもう70歳やからね。
一昔前の父の仕事をしている所は嵐のような感じ、眉間にしわを寄せ、ブワ~~!と仕事をさばきまくる恐ろしい職人やったんですが今ではその面影はありませんね。今でも仕事をやらせたら速いんですが、さすがに体の節々が痛いのか時々「ふぅ~」と言いながら立っている時があるんです。歳いったな~無理させられへんな~と思うんですがね。忙しい時は助かるんですよ(;^ω^)
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80歳ぐらいまで頑張って欲しいいね!
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