誕生日はワインを飲もう！

2022年2月21日

　肝臓を悪くしお医者さんにお酒を止められ早2年、半年ほど前からお酒を飲んでも良いと言われていたんです。それから2度ほど飲んで今回は3回目のワインを頂きました。

私誕生日やったんですよね、なので何を飲もうかとセラーをゴソゴソあさり選んだのはイタリアワイン。
ブリッコ・マンゾーニランゲロッソ2009

　このワインは少し思い入れがあるんです。26年前、私がイタリア料理店で働きワインを任され始めて売ったワインがこれなんです。この作り手ロッケディマンゾーニさんはバローロの作り手なんですが凄いんです。当時バローロは大樽熟成が当たり前の時代に新樽での熟成を初めて取り入れた方でネッビオーロ（バローロに使われる高級なブドウ品種）にバルベーラ（比較的安価な品種）を混ぜたりと画期的な挑戦をされた方なんですよ。当時は異質にとられていたんですが、その後のイタリアワインを見るとバリックの利いたワインがどんどん増えていきましたからイタリアワインの方向性を変えたと言っても過言ではない方なんですよね。

　と言う事でさっそくいただきました。13年前ですからもう少しコルクが痛んでるかと思ったんですがむっちゃ綺麗、しかもコルクを匂うとこの時点で分かりますね、絶対美味しいわこれ(#^.^#)　

　程よい新樽のバニラの香り、ブルーベリードライフルーツかなり凝縮されている、イメージとしてはアマローネに近いですね。ネッビオーロ特有のシュワシュワコーラの香りが懐かしい。口に含むときめ細かく強めのタンニンなんですが凝縮された果実味がこのタンニンと調和しているので全く嫌味が無い。アルコールは高めでヴォリュームがありとても香り高く余韻も長いですね。これぞ一流のイタリアワイン、素晴らしい😁

　凄くいいんですがこのワイン、当時の入り値は確か2000円位やった記憶、そして数年前に買ったこれは3000円後半、そして今見てみると4000円後半。4000円後半なら昔はバローロ買えましたからね。しょうがないんですがどんどん高くなっていくワインに価値が見いだせなくなってきているんですよね。