デジタルマイクロスコープ元素分析ヘッド
先日、キーエンスさんから電話がかかってきました。
「ヒデタムさんいらっしゃいますか?」
直ぐに覗きに行くと接客中みたいで手が離せなかったんですよ。なので私が聞きますというと「ヒデタムさんがマイクロスコープにご興味があるみたいで連絡させていただきました!」というんです。
そんな事言ってたかな?と思いつつ、話をしていると
キーエンス 「御社に行っていいですか!」
私 「高いから買わないですよ!」
キーエンス 「とりあえず言っていいですか?」
なんかね、行かせてくれと連発されたんで来てもらうことに。
これがデジタルマイクロスコープ元素分析ヘッドです。実は数年前にも一度デモをしてもらっているんです。なので大体のことは把握しているんですよね。
とりあえず何か分析するものをと言われ、以前から気になっていた海外製2種類のステンレス取手を分析してもらうことに
この分析ヘッドはレーザーを照射し表面をプラズマ化、発光色を分光器で検出するというもの。要するに焼くんですよ、なので凄い小さい焼き後が残ります。(ちなみに焼き後は肉眼では全く見えません。)
写真は表面を300倍に拡大した画像です。品物は研磨品なんですが、傷凄いですね😅しかもクロム31.9%ってむっちゃ多いな。
レーザーを何度も照射し分析することもできて、表面の組織だけでなく内部の組織まで分析可能で、より正確な分析結果が出ます。
もう一つの取手はこの方法で分析しました。同じステンレス取手なのにかなり成分が違いますね。海外製なんで成分足りないとかあるんちゃう?って思っていたけど逆に成分多かった。どういう事や?
何に使えるの?
と言う声が聞こえてきそうですが
・溶接金属(母材)の確認
ステンレスにも種類があって間違えてつけてしまったりすると後で大問題になります。特にうちでしたらSUS304とSUS316Lを多用するのでこれの確認にもなるんですよ。そして溶接して!という持ち込み部材は素材がわからないことが多いので溶接前の確認にもなります。
これはうちでレーザーマーキングしたステンレスの板なんですが、ちょっと調べてみることにしました。
凄いな~!
しかも、顕微鏡のように見えるだけ違いますよ!この画像で深さや表面粗さを測ることもできるんですよ。レーザー彫刻の依頼で「深さどのぐらい?」と聞かれることも多いんです。特にメッキ品、メッキを通り越し母材にまでレーザー刻印の影響がいっていないかの確認ができます。
う~~~ん、欲しい!普通に欲しい!
でも、値段を聞くと「新車買えるやん!」っていう感じ、車いらんけど。
あ~、お金ふってけ~へんかな~~😁
私 「キーエンスから名指しで電話あったけど連絡したん?」
ヒデタム 「HPで資料開いただけですよ!😅」
キーエンスこわ~~~!(;^ω^)
↓↓↓ホームページも是非ご覧ください!
高額の機械、欲しがるのやめた方がいいね!😁
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