見た目も大事！

2024年9月19日

　先日新規のお客さんが来た時に「綺麗にされてますね！」とお褒めの言葉を頂きました。しかしこれって鉄工所のイメージが汚いって事やと思うんです。別にバカにされたとか全くないですよ！実際そうやし私もそう思ってるから。だから変えたいと思ってるんやけど。

　ところで、鉄工所が汚いのはある意味しょうがないと思う、だって日々粉塵が出て汚くなってしまいますからね。でもね、働いている人もついでに汚くなる傾向にあるんです。本人が見た目を気にしなくなるんです。

「どうせ汚れるから！」

「もとから汚い仕事だから！」

　こんな理由やと思うんです。でもね、私からすれば（当然お客さんからしても）オフィスで務めていようが鉄工所で務めていようが汚いものは汚いと感じるし、綺麗なものを見ると心が落ち着くのは事実なんですよ。しかも汚い身なりをしていると心が荒れますからね。

身に着けるものによって気分は変わる

　私が10代後半の頃、古着が好きで毎週のようにアメ村に行っていた事があったんです。「むっちゃ可愛い！」って言いながら一点物の服を探していたのを思い出します。ある夜の電車のホームでの出来事、電車のドアが開き、中に入ろうとすると向こうからホームレスの人が入ってきたんです。うわっ！って一瞬思ったんですが、よく見るとそれ私だったんです。間違えた事にも驚いたんですが、その服装と姿勢がまさしくそうだったんですよね。よく考えると考え方も仕草も雑になっていたように思い、それからというもの古着を着ることをやめました。

　新品の綺麗な服を買うようになってからは何故か気持ちがクリーンになり自分がワンランクアップしたように感じたし、そうなれるようにと行動も考えるようになったと思う。

　これが例えになるかどうかわかりませんけど、人は身に着けるものによって気持ちが変わり生活の質も変わっていくと思うんです。そこが工場という汚れる場所であっても身なりに気を配る事は自分の行動を律する事にもつながると思うんですよね。

　どうせ汚れるから！ではなく、どうすれば汚れないようにできるのか？と考える。もとから汚い仕事だからではなく、どうすれば職場環境を綺麗にできるのかと考える。こうすることによって思考は前向きになるし環境もよくなり、自分も周りの人もストレスが減る。そういう小さい事の積み重ねが全ての事が好転するきっかけになると思うんですよね。