セルロースファイバー専用機 個人の方の依頼
何ヶ月も前に、現物持ち込みで大工さんから製作依頼があったんですが、この時に初めて知りました。セルロースファイバー断熱! 家の断熱なんですが、日本で多いのはグラスファイバーで、これは新しい断熱だそうです。原料は古新聞など古紙からできた木質繊維にホウ酸を混ぜた物で、色々メリットがあるみたいなんですが、結露やカビが予防でき、無害で環境に優しい最強の断熱材だそうなんです。
そんな断熱材、機械でセルロースファイバーを吹き込まないといけないそうで、それがこの機械だそうです。このホッパー部分と、中のシャフトを作って欲しいという依頼だったんです。
ある程度の外径図面は書いてもらっていたんですが、現物を測っていきます。
セルロースファイバーをほぐす、シャフトの羽根の部分なぜか鉄！シャフトはステンなのになぜ？？しかも適当に付けられているんで、何本か折れている・・・。酷い作りやな(;￣Д￣)
チェーンの部分のカバー、この網の部分も鉄・・・。確かにステンのパンチング高いけどね・・・(;￣Д￣) ポリシーを感じられない。
ある程度の図面を書き、製作します
ヒデタム最高傑作出来ました (￣ー￣)ﾆﾔﾘｯ
シャフトは折れて無くならないよう、貫通穴を空け差し込み溶接しました。もちろんステンレスで.｡ﾟ+.(･∀･)ﾟ+.ﾟ
仮組した製品をお客さんに見てもらいOKをもらったんで酸洗し、完成です。
この方、これを作って欲しくて、何軒も鉄工所に問い合わせをしたんですが、断られたそうなんです。話を聞いてくれたのがうちだけだったんで、有り難かった！これだったら一生使えます！と言って、とても喜んでもらえました。(⌒∇⌒)
なんか、うれしい！製缶屋冥利につきますね（Ｔ＿Ｔ）
こういう、きっちりした図面が無い案件は手間がかかるんで、どんな案件でもやるというわけではないんです。私も断ることは結構あります。でも、どうしても作ってほしいのに何処にも断られて困っていたり、この案件ならうちがお手伝いできる！面白そう！と判断すれば、やるようにしているんです。実際、価格以上のコストがかかってしまう事が多いんです。でも、うちで作った物を「一生使えます」と言って、大事に使っていただけるのなら、うちにとっても価格以上に価値のある特別な製品になるんです。
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ああ、なんかいい一日でした(*￣∇￣*)
お手伝いできたことに感謝です！！m(_ _)m
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