小さな製缶溶接業界の問題
大きい会社と小さな会社の違い
大きい会社は分業化している事が多く一人が受け持つ範囲は極めて狭い範囲で習得までにさほど時間がかからないのが特徴、しかし母体が大きい分福利厚生や安定という意味では利点も大きいと言えます。
そしてうちの会社のような小さな会社、うちは特に単品専門、多種多様な品物を受けているので一人が加工する範囲がとて広いんです。なので一人前になり何にでも対応できるまでにはそれなりの時間がかかります。なので面白いしやりがいあるんですよ。
そんな面白い小さな会社は年々少なくなってきているんです。溶接業界は高齢化が進み廃業するところも増えてきているのが現状なんです。なので技術継承がされない事が問題になってきているんですよ。
うちの会社は若い子が中心ですが、ステンレス溶接歴半世紀の会長が現場で指示をすることはもちろん講習会を開いたりしています。半世紀前のステンレス製缶と言うのは既製品があまりなかった時代、電卓で計算し展開、今なら簡単に購入品でできるものまで自分で板から切って炙って作っていたんですよ。
なので既製品にない物だったり変な形だったりという加工になるとその長い経験と知識がとても重要になってくるんです。ステンレス系のなんでもできる老人ってほんとに少なくなってきていますからね、貴重です(#^.^#)
ということで今日もステンレスの溶接しています(#^.^#)
4tのハット曲げ板の中心に9tの板を中空で溶接し両端上部にシャフトが入るボスを溶接します。でも、これが厄介でボスの溶接も全体的な溶接もかなり低歪みにしないとシャフトのキー部分が入らないんですよ。
重量物なんで強固で低歪みな溶接を心がけています。ラムちゃんが(#^.^#)
そして溶接後の歪み取りN君とラムちゃんで微妙に調整。
最期なかなか大変でしたがシャフトが入るように調整し
完成しました!!(#^.^#)
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